できごと

佐渡国小木民俗博物館

2017/04/06

【「佐渡国小木民俗博物館」の整序されたカオスの魅力ついて/偏りのあるマップの必要性について】

幼少の頃に行ったっきり行けてなかった佐渡にここ1ヶ月で2回訪問した。
旅には食べる、見る、泊まる、という3大要素があり、その組み合わせによってその土地の魅力が見える(そして行きたいと思う)と言ってよいかと思う。
結論から言うと、ぼくが見た佐渡は十分にその3要素を満たしうることがわかったし、それを(同じ新潟県民として)素直にうれしく思った。
とはいうものの、それは同行者の趣味趣向や属性によって(小さい子どもがいる家族と、若いカップルでは違うわけで)変わってはくるだろう。
ここでは全員にほどほどに喜ばれる場所(あるいは、不満を抱かれにくい場所)というよりもむしろ、ある人に圧倒的な何かを伝えうる(与えうる)場所、という切り口から「見る」場所のひとつである「佐渡国小木民俗博物館」について書いてみたいと思う。

「佐渡国小木民俗博物館」は大正9年に建てられた旧宿根木小学校の校舎を活用し、教室ごとにカテゴリー分けされて展示されている。
ウェブでここがどう紹介されているのかを調べても、大量の民具よりも古い教室のノスタルジーというかレトロ感がキャッチーに強調されて紹介されていることがほとんどであり、そこには民具を深掘りしたところでそこに興味を持つのはごくわずかにすぎない、という意識が垣間見れてすこし残念な思いがする。

「展示」といっても、ショーケースに入っているものはごく一部であり、その大半は(いい意味で)ただそこに置かれているだけ、と言ってよい。
だから触れられるほど近くまで寄ることもできるし、かすかではあろうとも隔たりとしてのガラスを通さずに見えてくるものには相応のリアリティが宿るわけだ。

隣接する展示館では当時の板図をもとに復元された実物大の千石船「白山丸」が展示されていて、船内に自由に入ることができる。
巨大な木製の船に入っていくことで、目で「見る」を越えて、身体で「体感する」という領域に突入しはじめていることに気づく。

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ツバメコーヒー
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