できごと

現美新幹線

2017/04/06

今日から運行する現美新幹線の13号車のカフェスペースで提供されるコーヒーの監修をさせていただいたので、それにまつわることについて(誤解なきように)説明しておきたいと思う。
まずおよそ3年半の焙煎経験しかないペーペーのツバメコーヒーごときがなぜ新潟を走る華々しき新幹線で提供されるのか、と疑念を抱かれる方がおられることは(あるいは、もっとふさわしいお店がたくさんあるのに、という意見があることも)まったく不思議ではないが、その理由を聞かれてもぼくは困ってしまう(というか、スイマセン!としか言えない)ので、あらためてスイマセン!!!と言っておきたい。
そして店主が毎週末現美新幹線に乗りこんでハンドドリップをするわけではないこともここに言い添えておく!
(現美専属のカフェスタッフの方たちが笑顔で提供してくれることと思いますっ!!)
コーヒーのメニューは以下の4種類。
ホットコーヒー、アイスコーヒー、ホットカフェラテ、アイスカフェラテ。
監修の役割としては最終的に提供されるドリンクをつくるためのレシピ(豆の種類、量、粗さ、氷の量、ミルクとのバランス)を決める、というもの。
さらに考慮すべきことは、オペレーションのスピードとドリンクのクォリティのバランスを取る、ということ。
そして、与えられたものはとても立派なフルオートのエスプレッソマシン。
マンパワーとマシンと素材を組み合わせて、ベターな落としどころを探る。
いろんな試行錯誤ののち、ホットコーヒーは乗車直前に大きなブリュワーで中煎りのツバメブレンドを落としていただいてポットに詰めて(1往復ずつあたらしいものを)提供することにした。
そして、アイスコーヒーとカフェラテについては深煎りのイヌワシブレンドをフルオートのエスプレッソマシンに入れて、その場でその都度抽出する、というスタイルに。
さらにカフェラテには加勢牧場さんのガンジーミルクを採用し、ミルク感たっぷりの濃厚でありながら、さっぱりとした飲み口にした。
ちなみに、ホットコーヒーに入れるミルクも簡易的なポーションではなく、ガンジーミルク入れたをポットから自由に注げるようにした。
主役は美術鑑賞であり、あるいは家族や親しい友人と過ごす時間にある。
コーヒーがとてもおいしいことよりも、車内での滞在の邪魔にならないことを大切にした。
(こういうことを言うと怒られるかもしれないが)車内で飲むコーヒーそのものが一般的なお店で飲むコーヒーを遙かに凌駕する味わいであるはずがない。
場所の制約もあるし、オペレーションについても考えなくてはならない。
もちろん気に入ったアートに触れながら、友人と語らいながら飲むコーヒーをとてもおいしく感じることはあるだろう。
(でもその理由はコーヒーそのもののコンテンツ要因ではなく、雰囲気や一緒にいる人たちというコンテクスト要因にあることがほとんどではないか、と思ったりする)
ぼくはまず「車内のコーヒーなんてこんなものだな!」という水準は(最低限)上回りたいと思った。
できれば「車内でこれが飲めるならいいじゃないか〜」くらいは言ってほしいと思った。
目指すべきものが低すぎるという指摘があるかもしれないけれど、不満に感じた方がおられたらもはや謝るほかない。
(だから冒頭から謝っているのである!スイマセン!!)
何はともあれ、これからたくさんの人が乗るであろう現美新幹線のコーヒーを担当させていただいたことは望外の喜びであった。
(去年の秋にその話をいただいたときは、「え、うちで大丈夫っすか!」と思ったことは言うまでもない)
そしていよいよ運行される新幹線には想像を超える人たちの関わりがあってのこと。
その方々全員に感謝しつつ、順調なる運行が続けられることを祈念したいと思う。

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ツバメコーヒー
〒959-0264新潟県燕市吉田2760-1
TEL.0256-77-8781

[営業時間] 11:00-18:00
[定休日] 月曜・火曜

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